2012.05.18
先日、名古屋音楽療法工房の定期練習を行いました。
集まったメンバーは4名。
Tさん(女性)とSさん(女性)と前川氏と私です。
Tさんは顔合わせをしていましたが、Sさんとは初の顔合わせ。
前川氏は両名とも初の顔合わせとなりました。
Tさんは学生時代に吹奏楽部に入っていたこともあり、そこでフルートやバイオリン、ピアノをやっていたということで、工房活動では主にフルートを担当。
Sさんはおもしろい方で、「楽器演奏者募集」とボラみみに書いてありましたが、童謡や唱歌を歌うことが好きなので歌で参加できませんか?と連絡下さった方。
工房活動では主に「歌い手」を担当していただこうと考えています。
(※ボーカルというとバンドのようなイメージなので、「歌い手」とします)
当日は、これまでの音楽療法活動のビデオ映像を見ていただきながら、オリエンテーションを行いました。
工房の活動方針や理念を含めて、個人情報保護や倫理などもお話する頭でいましたが、こちらはあえて話しなくても、彼女たちの会話からそういったことは頭にしっかり置いてある様子がうかがえたため、あえて説明せず、後日書面でサラっと目を通しておいて下さい程度としました。
オリエンテーションで、あまり組織だった堅苦しい話をしたくなかったのもあります。
初回の練習なので、ざっくばらんに話をする。
その中で新規メンバーが工房を介して「どういった事をしたいのか」や「どういう気持ちで参加、貢献したいのか」、「音楽療法をしていきたいのか」といった心理的側面、想いを汲み取り、おのおののやりたいことを汲み取ることに専念しました。
両名とも音楽を通じて「皆さんが楽しんでいただければ、私たちも嬉しいですよね」と話されていました。
まさに工房のキャッチフレーズであります。
こういった言葉を聞けること、発言できるメンバーが2名もきたことは工房にとって財産でしょう。
彼女たちの想いややりたいことを、十分に発揮できるよう、ハード面もソフト面も考えてシステム作りをしていきたい。そのように思わされました。
またオリエンテーションを終えてから、音合わせを行いました。
Tさんはフルート、Sさんは歌、前川氏はピアノ、私はギター。
次回の音楽療法の曲目を行いました。
本当に素晴らしいの一言です。
Tさんのフルートはキレイな音で、優しい音でした。
Sさんの歌は、「マイクいらないんじゃない?」というくらい声量もあり、知らない歌でも堂々と大きな声で歌われている姿が素敵でした。
前川氏と私は・・・いつも通り(笑)
やはりいろんな楽器による演奏はボリューム感が圧倒的に違う。
また演奏中の心地よさも全く違いました。
前を見て他のメンバーが一生懸命演奏している姿を見るのが、クセになりそうでした。
「ひとつのとこに、命を懸ける!!」というと大げさすぎますが、松岡修造さんの言葉どおり、音楽療法、演奏するというひとつの事に、メンバー全員が全力を注いでいる姿や笑顔が見られることは代表として、とても幸せであります。
これから、さらに新規メンバー2名との定期練習や顔合わせがあります。
工房がどういった形になるのか、また新規メンバーがどういう方なのか、いろいろと楽しみです。
仕事と学業との両立で、手一杯になりそうですが、自分が出来ることを着実にゆっくりとではありますが、やっていきたい。
そう強く思います。