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にじいろ生活4月号、ボラみみ4月号掲載決定             文責:宮島活動報告写真

2012.03.14 

 こんにちは。1ヶ月ぶりの更新となるスタッフブログ。2月はインフルエンザが流行りましたね。「私は大丈夫でしたよ。」という方でも周りの人でインフルエンザにかかっていたという人が多いのではないでしょうか?
 私は数日前に胃腸風邪にかかりまして、3日ほど寝込んでいました。昨年も年末に姪から風邪をもらって胃腸風邪にかかりましたが、そのときよりもさらに酷く、点滴を打っても次の日になると同じような熱がでるという辛い風邪でした。今は体調も戻りまして、元気120%です。
 
 話は変わりまして、2月末に名古屋リビング新聞社から取材依頼の電話がありました。「にじいろ生活」というシニア向けの情報誌で4月号は認知症予防の特集をやっていて、セラピー系の企業や団体を紹介するページに名古屋音楽療法工房を取り上げたいということでした。
 出来れば、担当者の方と実際会って取材を受けたかったですが、都合が良い日がなく、電話とメールでの連絡で活動内容についてお答えしました。以下が担当者からの質問項目と回答です。


     ご担当者様

     にじいろ生活の件で、ご質問いただいたものへの回答をさせていただきます。よろしくお願いします。

     ●音楽療法とは?
       私が考える音楽療法とは、対象となる参加者(主に高齢者の方)に対して、童謡や唱歌、歌謡曲を
      演奏し、一緒に楽しく歌っていただくことだと考えています。「療法」という言葉から、「治療」の
      ようなイメージを受けやすいですが、難しく考える必要はありません。セラピスト(司会進行役)主導に
      よって、楽器を演奏し、その音楽、音に合わせて歌っていただく。いわば、実施者がオーケストラで、
      対象者は歌手です。
       音楽療法はこれに限らず、曲間で昔の思い出話をみんなでお話ししたり(回想法)、参加者に
      マラカスなどの楽器で演奏に加わっていただいたり、はたまた座って出来る振り付けや
      ダンス(身体的リハビリ)などを盛り込んだりとさまざまな手法があります。回想法と音楽療法を同時に
      行うといった音楽、音と何かを組み合わせることにより、心身や脳へのアプローチの助長、効果を
      より促進させる目的もあります。その効果は脳への血流の活性化を示すNIRSという画像検査でも
      証明されています。
       楽しみながら、笑いながら、いつの間にかそれが楽しみや認知症予防となっている。それが
      音楽療法です。音楽療法の歴史は古く、長い間精神病者や知的発達遅滞者を対象にした音楽療法が
      主流でアメリカでは盛んに取り組まれています。現在日本では音楽療法という言葉の認知度は
      低いですが、これからも高齢者が増加する中で注目、期待されている療法です。

     ●活動内容
       名古屋市近郊の高齢者施設を中心に音楽療法のボランティア活動を行っています。
      音楽療法の手法を用いてギターやアルトサックス、キーボードやベースなどの様々な楽器を用いて
      演奏し、皆様と一緒に笑顔になれる時間を創造しています。

     ●施設では、具体的にどういうことをやっているのか?
       現在は、ホワイトボードに大きな画用紙に歌詞を書いたものを貼り付け、その横に
      セラピスト(司会進行兼楽器演奏役)と楽器演奏役の2名を配置。それを囲むように弧の字型に
      椅子を置き、参加対象者となる高齢者の方々に座っていただく形で行っています。実施中、参加者の声や
      表情、言動などを見て、選曲を変えたり、演奏のテンポを遅らせたりなど、参加者に合わせて
      対応しています。また参加される方の人数や年齢層、視覚や聴覚障害を持つ方々が多いケースなど、
      その時々に合わせた音楽療法が実施できるよう実践を通して繰り返し改善しています。

     ●お年寄りの反応は?
       とても良いです。「楽しかった。」「やっぱり歌はいいね。」「今度はいつやるの?」といった声が
      多く挙がっています。その中でもやはり「軍歌を聴くと悲しくなる。」「歌はあまり好きじゃない。」
      といった声ももちろんありますが、全般的に高評価です。

     ●施設を回っている中で、うれしかった事やびっくりした事など、エピソードがあれば教えてください。
       普段、車椅子でうたた寝していることが多い方が、しっかり目を開けて手を叩いている姿を見たときは
      驚きとともにとても嬉しかったです。また私が実施の準備をしている際に、声が出にくい高齢者の方や
      音が聞き取りにくい方が、一番前の席をとろうと場所の取り合いをしていたことも、涙がでるほど
      嬉しかったです。
       さらに生活の大半を居室で過ごされ、他者との交流を避ける方がいました。当初、私たちの活動には
      ほとんど参加されていませんでしたが、10回目をこえるあたりから音楽療法が終わる寸前で
      参加されることが増え、今では声をかけると初めから終わりまで参加されるようになりました。
      また話す機会も増え、若い頃にギターをかじっていたということで、実際に手に持って弾いてもらうと
      私よりも上手でびっくりしました。「私が演奏するより、上手ですね。これからは演奏に参加して
      いただきたいです。」と言うと照れながら嬉しそうに笑っている表情を見て、音楽療法の可能性と効果、
      その素晴らしさを実感しました。

     ●今後の目標を教えてください。
       2012年1月5日に立ち上げまして、2ヶ月が経とうとしています。現在、私と副代表の前川の2名で
      主に活動しています。音楽療法に関する専門知識や実践経験も少ないですが、音楽療法士や臨床心理士
      といったさまざまな専門士の助言を受けながら、楽しみと笑顔になれる音楽療法をお届けできるよう、
      活動を通して日々研究しています。またこれから賛同していただけるメンバーが増え、一定レベルの
      音楽療法が提供できるようになった時点で、NPO法人化を視野に入れ、名古屋市近郊の音楽療法の一端を
      担っていきたいと考えております。

      以上です。

       写真のほうですが、楽器を持って活動している写真がなく、金曜日までに撮影してお渡しするのは
      難しいので、今現在あるもので1枚、活動の様子でワンショット写真がありましたので、こちらでお願い
      したいのですがよろしいでしょうか。
       写真右側に移っている利用者の横顔や、テーブルにおいてある白いプラスチックケースに名前が
      移り込んでいるので、そちらを切り取る若しくは加工してお使いいただけると幸いです。
       また何かあれば、お気軽に電話、メールにてご連絡ください。よろしくお願い致します。

      名古屋音楽療法工房  代表:宮島 久幸
      URL:http://www.nagoya-music-therapy.com
      電話問い合わせ:080-4540-1293
      メール:○○○@i.softbank.jp


 ということで出来上がったものがこちらです。

                  nijiiroseikatu4gatugou

 NPO法人ボラみみより情報局からも4月号の広報誌への掲載も決定しました。
 後日お披露目致します。

 余談ですが、きちんとした写真撮った方が良いと見て思いました(汗)。



名古屋音楽療法工房

WebサイトURL(QRコード)
 http://www.nagoya-music-therapy.com
http://www.nagoya-music-therapy.com

 お問い合わせ等は「お問い合わせフォーム」、または下記より受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。

【E-mail】
info@nagoya-music-therapy.com

【TEL】
080-4540-1293(近藤)
※なお、不在の際は留守番電話に用件を簡単で結構ですので入れていただくよう、お願い致します。

SINCE 2012/01/05

 

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