2012.05.26
先日、工房の定期練習を行いました。
参加メンバーは、私を含め5名。
練習に初参加のメンバーは2名で、うち一人は前川氏と同大でサックス専攻を経て、現在は音楽療法士として障害児分野で活躍されている女性の方です。
その方に私のサックス指導と工房の音楽療法活動についてご指導をいただきました。
その主な内容として、工房で使用している楽譜のキーが高く、一般的な高齢者に不向きな楽曲(キー)があったこと。 また推奨する教材についてと、その教材のどこがいいのかについて詳しくお話ししていただき、とても参考になりました。
練習の際、ギターを弾きながら何気なく歌っていましたが、これからは「歌いやすさ」や「音のキーの高低」についても対象者に合っているのかを意識して、実際の活動時に試行し、合ったキーを探っていきたいと思わされました。
またメロディーの節で、「おかず」を入れるということ。
「茶摘み」がいい例ですが、「夏も近づく、八十八夜〜♪」のあとに、手拍子を2拍入れたり、音を止めたり、合わせて音を出すこと。
確かに私たちでも、リズムが取りにくい曲を歌うとき、足でリズムを刻んだり、手を上げ下げしたり、指を鳴らすなどしてリズムを意識します。
体でリズムを刻むことで、リズムがとりやすくなるということを理解し、同時に他の楽曲でもそういった「おかず」のようなことをいれれないかなど、これから意識して、練習や活動に反映していきたいと思いました。
これからも練習や活動に参加したいということで、とても心強いです。
続いて、もう1名新規メンバーが練習に参加されました。
現在は、家庭の事情によりメンバーとしての参加は中止となりましたが、オリエンテーションや練習ではとても真剣に参加していただきました。
音楽の知識が豊富な方で、いきなりですがピアノも実際に弾いていただきました。
私の主観ではありますが、ギターで合わせていてとても心地よく、他の楽器を引き立ててるような、そんな伴奏でした。 またどこかで音楽を通じてお会いしたい、そんな素敵な方でした。
というわけで、オリエンテーションと音合わせをして終わった定期練習。
メンバー同士、回を重ねる毎に互いの信頼関係も築けており、よい雰囲気で終了しました。
これからもこういった形で、定期練習や音楽療法活動をしていけば、必ずやよりよい音楽療法ができるようになると確信をした定期練習でした。
音楽療法を通じてクライエントが楽しんでもらえることはもちろん、メンバーの誰もが楽しんで音楽療法を追究できること。
それと同時にみんなで「音楽療法とは」を考え、試行錯誤する時間を共に共有できることは、とてもありがたいと日々感じております。