実施日:2018/11/13
11月13日(火)に「デイサービス きらく」さんにて、
9回目となる音楽療法活動を行いました。
曲目プログラムは以下の通りです。
併せて私個人的な見解、総評を記していきます。
主セラピスト兼Gt伴奏:近藤 久幸
セラピスト兼ピアノ伴奏:佐藤 まゆみ
カホン伴奏兼活動評価者:田上 涼子
【曲目プログラム】
①紅葉、②たき火、③里の秋、④たなばたさま、⑤七つの子、⑥あめふり、⑦ゆりかごの歌、⑧雪、⑨1月1日、⑩お正月、⑪たなばたさま、⑫瀬戸の花嫁、⑬365歩のマーチ、⑭故郷
⑮村祭り、⑯みかんの花咲く丘、⑰かたつむり、⑱浦島太郎、⑲うさぎとかめ、⑳北国の春、㉑二人は若い、㉒隣組、㉓ふじの山、㉔朧月夜、㉕茶摘、㉖われは海の子、㉗背くらべ、㉘かもめの水兵さん
【目標・ねらい】
童謡(秋)から(冬)にかけて10曲と歌謡曲2曲。選曲リストから選曲していただく唱歌、歌謡曲11曲の計28曲で構成。リクライニング車椅子を使用している女性利用者に焦点を当て、「口を動かす運動」を主に取り入れる。実施中は教示や言葉かけによるアプローチは最小限とし、無理のないよう集中力及び疲労度に注視する。
【総評】
目標・ねらいの設定について、前々回にあったように「コ・セラピストなど、逐次サポートできない環境や事情を逆に利用して、サポートなしにできることとできないこと」に引き続き、終始気を配って実施した。
今回の活動では、リクライニング車椅子に乗って参加されるAさんは休息中であり、途中からの参加となった。活動中盤から参加され、前回反応のよかった「たなばたさま」を行ったが、反応が鈍いように感じた。起床後すぐだったことが大きな要因と見て取れた。また終盤に差し掛かっても、閉眼されたままであった。
このことから、音楽療法活動を始める前にまず、「ノーマルな状態」にしなければ活動も効果的に働かないと思われた。自分に置き換えても、寒いという時期的なことや温かい環境、また昼食後の仮眠後は、やはり体の動きや思考が鈍くなりやすい。エンジンがかかるまでに時間を要する。そのアイドリング時間も大切だと今回の活動で学ぶことができた。次回はそのことに留意しながら、今回できなかったAさんの経口による食事がすすまないことについても、活動の中で改善を促せるよう工夫していきたい。
参加者の皆さま、職員の皆さま、ありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。