実施日：2018/03/31

3月31日（水）に介護老人保健施設で音楽療法活動を行いました。
曲目プログラムは以下の通りです。
併せて私個人的な見解、総評を記していきます。

セラピスト兼Gt：前川　帆崇
ピアノ伴奏、発声プログラム：野田　知子
ピアノ伴奏：上野　淑子
コセラピスト：斎藤　洋子

【曲目プログラム】
　１.春が来た　２.春の小川　３.バラが咲いた　４.花　５.北国の春　６.人生劇場　７.好きになった人　８.旅の夜風　９.朧月夜　10.浜辺の歌　11.仰げば尊し（アンコール：丘を越えて、浦島太郎）

【総評】
　定期的に行っている施設での活動でした。そのため顔見知りも多く、準備の段階から「今日は歌ね」と期待のお声かけをいただくなど、終始和やかな雰囲気の中で進行することができました。
　体操と発声プログラムでは、「いつもより腕がよくあがるよ」とおっしゃる方もおり、これから始まる歌に向けて身体も軽やかになっているご様子でした。声もしっかり出ており、準備万端で歌唱に入ることができたと思います。歌唱プログラムは、季節がら春の歌を中心に、歌謡曲も織り交ぜた編成にしました。伴奏には、ピアノ、ショルダーキーボード、ギターを使用しました。
　総じて、皆さま疲労の色もみられず、初めから最後まで安定した声量を保つことが出来ていたと思います。休憩を兼ねた「花」の歌詞解説でも、中だるみすることなく、集中してお話しに耳を傾ける様子がうかがえました。冗談には笑って応じてくださり、所々に入れた質問に対しては、特定の方だけでなく複数の方から発言をいただくことができました。

また今回の曲の中には、ただ単に歌うだけではなく、少し流れを考えて自制・コントロールすることが必要な部分がありました。「花」での間奏部分や、「花」「仰げば尊し」のラスト盛り上がりの「溜めの間」の部分です。ついつい先走って歌いだしてしまいたい部分ではありますが、前方で指揮に回った前川の身振りをよく見て、我慢し、そろって声を出すことに成功できました。

参加型の活動を目指す我々にとっては、ご利用者様同士だけでなく、セラピストとも一体感が得られる活動になったこと、とても嬉しく思いました。

　 参加者の皆さま、協力してくださった職員の皆さま、ありがとうございました。