実施日:2015.3.17
3月17日(火)に介護老人保健施設にて音楽療法活動を行いました。
時間は13:30から14:30の60分間。
対象者は約女性18名と男性5名参加されました。
曲目プログラムは以下の通り。
併せて私個人的な見解、総評を記していきます。
主セラピスト兼Gt伴奏:近藤 久幸
セラピスト兼P伴奏:前川 帆崇
【挨拶、導入】
挨拶をして早速開始しました。
【準備体操、発声練習】
なし。
【曲目プログラム】
<歌唱活動>
@早春賦
A朧月夜
<楽器活動>
B花
C北国の春
Dみかんの花咲く丘
E鯉のぼり
F二人は若い
<体操>
G故郷の空
Hふじの山
I春の小川
<歌唱活動>
J人生劇場
K好きになった人
【総評】
以上12曲とリクエスト2曲を実施しました。
施設で活動をするきっかけをいただいた職員の方がいらっしゃり、活動中に参加者の皆様に
声をかけたり、楽器を渡してくださったり、一緒に歌を歌っていただけました。
その姿を実践中みていて、やはり職員、顔なじみの方が側で一緒に何かをすることの
大切さと良い効果を見つけました。それは・・・
こういうのは大変恐縮ではありますが、音楽の先生としてたまに来る顔なじみのない人が
参加者の皆様に「一緒に歌を歌いましょう。」と歌を歌うのと、
いつも一緒に過ごしている人が「一緒に歌でも歌いましょう。」と歌うのでは、
後者の方が、参加率も高く、積極的に参加されているように感じました。
以上より、普段の生活の中で音楽レクリエーションを行うことが専門的な音楽療法と同じくらい
大切であるのではないかと考えます。
もちろん、音楽療法は歌唱だけではなく、身体機能の維持や向上、口腔ケアの一環、
歌のなかで歩行のリズムやテンポといったリハビリなど、継続性と評価検討などケアの側面をもっているため、
奥深く違いはありますが、その導入として「まず音楽を好きになる」のはファクターであり、
その基盤となるためにも音楽レクリエーションや歌を歌うことは、それ以降のことよりも
重要であることを感じました。
参加者の皆さま、職員の皆さま、本日はありがとうございました。
参加者の皆様はもちろん、職員の方々にも歌って
参加していただけて大変雰囲気が良く、楽しい時間を過ごせました。
ありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願い致します。