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活動報告report

予防デイサービスセンターでの音楽療法活動              文責:宮島活動報告写真

 作成日:2013.2.24

 予防デイサービスセンターにて音楽療法活動を行いました。
前回、10月音楽療法イベントに引き続き3回目となります。
今回も1週間通して行われるうち2日間、ご依頼がありまして行って参りました。

今回は全4回のうち4回目となる2月23日(土)午後30分間の音楽療法活動です。
セラピストは前川、宮島、Aさんの3名です。

残念ながらこの回のビデオ撮影も、不具合がありまして撮影できていませんでした。
曲目プログラム、総評として実践の振り返りしていきます。

主セラピスト:宮島
コセラピスト:前川、Aさん

【挨拶、導入】
 自己紹介と簡単な流れを説明し、早速開始です。

【準備体操、発声練習】
 前川氏主導にてキーボードの音に合わせて発声練習を実施。

@冬景色

Aさくら

B鯉のぼり

C北国の春

D上を向いて歩こう

Eお座敷小唄

F故郷


【総評】
全4回中、最後となる音楽療法活動。
音響機材の準備から実施前までは撮影できており、そこで参加者の皆さまとの会話が入っていたのですが、客観的にビデオを見ていて、「これって大切かも」と思いました。
それは、機材の準備などをしている最中。参加者の方から「ギターかぁ〜」とか「ピアノだ、いいね〜」などの興味を示されることが少なくありません。
「緊張して上手に弾けないかもしれませんが・・・。」や「間違えたらすみません。」などと話をすると、「大丈夫だ!」と励ましの言葉をいただいたり、微笑まれたりされます。
このやりとりは曲目プログラムに入る前のセラピストと参加者の皆さまとの緊張をほぐす大切な「アイスブレイク」だと思いました。
初めての方とお会いするときは、出来る限りこういったブレイクができるように話題を振ったり、興味を持ってもらうことを率先して行ってみたいと思いました。

さて、まとめとなりますが、今回も前回10月にお会いした方が多く見えました。
実施半ばでコセラのAさんがサポートに入っていた参加者の方が「恥ずかしいから」、「歌が好きじゃないの」と言われておりましたが、プログラムが終わりに近づいた頃には「これ知ってる。」と声を出して歌われていたのが印象的でした。
その方の周りにいた参加者さまは大きく発声され、歌われていらっしゃいましたが、この方だけは終始首をかしげる形で聞く形だったように思います。
今回のプログラムの曲がご存じない曲が多かったのかもしれませんし、もともとあまり音楽を聴いていらっしゃらなかったのかもしれませんね。ご本人もそのようにおっしゃっていた記憶があります。
しかし、故郷は3番まで通して歌われていらっしゃいましたし、これから音楽を好きになっていただけたら、最高に嬉しいですね。
一人の方にスポットを当ててきましたが、もちろんその方がこのような経緯に至ったのは、周りにいる参加者の皆さまの歌声や支援があったからだと思っております。
音楽療法に積極的に参加される方は、より一層楽しく。
音楽を聞く方には、体を使ったり、歌っていただいて、一瞬でも楽しいと感じていただけるように。
これからも名古屋音楽療法工房が目指す笑顔になれる音楽療法を行い、楽しんでいただけるよう、より一層がんばっていきたいと思っております。
参加者の皆さま、本当にありがとうございました。

名古屋音楽療法工房

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