予防デイサービスセンターにて音楽療法活動を行いました。
前回、10月音楽療法イベントに引き続き２回目となります。
今回も１週間通して行われるうち２日間、ご依頼がありまして行って参りました。
今回は全４回のうち１回目となる２月１９日（火）午前３０分間の音楽療法活動です。

セラピストは前川、宮島、Ａさんの３名です。

それでは曲目プログラムに沿って、実践の振り返りを個人的意見と併せて書いていきます。
（残念ながらこの回のビデオ撮影ですが、不具合がありまして撮影できていませんでした。）

主セラピスト：宮島
コセラピスト：前川、Ａさん

【挨拶、導入】
　自己紹介と簡単な流れを説明し、早速開始です。

【準備体操、発声練習】
　前川氏主導にてキーボードの音に合わせて発声練習を実施。

�@冬景色
　前回、昨年１０月にお会いした参加者の方が多くいらっしゃいました。
歌い出しからタイミング良く発声され、しっとりと最初から最後まで歌われているのが印象的でした。

�A春の唄
　今回の音楽療法活動で初めてとなるこの曲。こちらもしっとりと歌われているのが印象的でした。
知らない方も見えたようですが、分からない方も聞いていてこの曲の雰囲気といったものを感じていただけたと思います。

�B早春賦
　こちらも初めての曲でした。小楽器を使用して曲のテンポに合わせて伴奏に参加していただきました。
この曲を知らない方が３割ほどみえたように感じましたが、思い出して歌われる方もちらほらみえました。

�C鯉のぼり
　この曲も初めての実施曲。こちらも小楽器を使用しました。
「屋根より高い、こいのぼり〜♪」のほうが知名度が若干高いようですが、こちらの鯉のぼりもご存じの方が多く見えました。男性が堂々と歌われているのが印象的でした。

�D上を向いて歩こう
　この曲も小楽器を使用して歌いました。前川氏いわく、坂本九さんや美空ひばりさんは好き嫌いがはっきり分かれるそうです。
私は両者とも好きですが、皆さまはいかがでしょうか。
確かに伴奏をしていて、テンポが良くノリやすい曲でありますが、参加者の数名は興味が薄いように見受けられた気がします。
歌手や曲に対してではなく、私たちの伴奏が悪く、ノリきれなかったかもしれませんが･･･。両者とも数多くの名曲を生み出しており、歌手に対して、曲に対して好きでない方でも、カバー曲として別の歌手が歌われていますので、一度お聞きになると原曲とは違った雰囲気で好きになるかもしれません。
是非一度探してお聞きになることをオススメいたします。

�Eお座敷小唄
　 こちらの曲はオリジナルの体操に合わせて行いました。皆さま、元気よく体操しながら、歌われていました。

�F故郷
　１番から３番まで通して歌いました。しっとりと情緒あふれる歌声が聞かれました。

以上です。
全４回中、初回となる１回目の音楽療法活動。
ビデオ撮影の不具合により、細かいところの振り返りができていませんが、全体的に元気よく大きな声を出して！という形ではなく、皆さましっとりと丁寧に歌われていました。

はじめの導入曲から展開していく�A〜�B番目の曲を少しリズミカルな曲にすると、鯉のぼりや上を向いて歩こうといった大波に乗りやすかったかもしれません。
しかしながら、これまで行った音楽療法活動になかった雰囲気でした。
１つ１つの曲の雰囲気やイメージを歌にのせて表現されていたからこそ、場の雰囲気が落ち着いた雰囲気だったのかもしれませんね。
伴奏していてすごくキレイな歌声で、私も丁寧にギター伴奏させていただきました。
盛り上がりに欠けるといわれてしまうとそうですが、あの場の雰囲気は意図的に出せないと思います。
個人的にはとても雰囲気がよく、「大人の音楽療法」といったイメージを受けました。
とても貴重な経験ができました。
皆さま、本当にありがとうございました。