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活動報告report

新型特別養護老人ホームでの音楽療法活動               文責:宮島活動報告写真

 2012.12.24

 新型特別養護老人ホームにて音楽療法活動を行いました。
知り合いの介護職員からご依頼がありまして、クリスマス会を兼ねて急遽行って参りました。
参加者は20名程度で、男性と女性の4:6でした。

今回、急遽行うことになり、他のスタッフ及びメンバーの都合が合わず、セラピストは宮島だけで行いました。
通常、歌詞幕のみで行っていますが、今回は要望もあり、歌詞ファイルも使用しました。

それでは曲目プログラムに沿って、実践の振り返りを個人的意見と併せて書いていきます。
(残念ながらこの回のビデオ撮影ですが、不具合がありまして開始からHまでしか撮影できていませんでした。)

主セラピスト:宮島
コセラピスト:Aさん(介護職員)

【挨拶、導入】
 自己紹介と簡単な流れを説明し、早速開始です。
初めて1人だけで、他施設での実践で知らずに緊張していたようで、説明不足といいますか、説明ほとんどなしで行ってしまいました。
改めて、セラピスト以外のコセラピストの重要性を再認識しました。
冷静に進行しているつもりでも、気づかないことが多々あります。
それを指摘して、軌道修正するコセラピストの役割はセラピストよりも重要だと痛感しました。

【準備体操、発声練習】
 こちらも通常、キーボードの音に合わせて発声練習を実施していますが、全く行わず進行してしまいました。

@富士の山
 前奏からやはり皆さま、ハテナマークがでてた気がします。上記が原因なのは明らかです。
ですが、曲の出だしはおそるおそる2,3名の方が歌い出し、曲の途中からは人数が少し増えた形でした。
コセラピストや施設職員の方が歌って支援していただけて、参加者の皆さまの緊張、場の雰囲気が和んだ気がしました。
様子を見るため、1番1回のみで終了しました。

A高原列車は行く
 富士の山が終わって、歌詞幕の張り替えに時間がかなりかかりました。張り替え作業に集中しすぎて、口がとまってしまい、場の雰囲気が時間が経つにつれて、悪くなっているように思えます。
こちらも同じく、1回のみで終了しました。

B雪
 こちらは2回繰り返して行いました。ここから、皆さまの声が多く聞こえてきました。皆さまの表情も豊かに、声も大きく聞かれました。ある女性の方が大きな声で歌われていたのがとても印象的です。

C隣組
 こちらの曲は体操を交えて行いました。
事前に歌いながら、振り付けを一緒にやっていただきました。歌詞ファイルがほとんどの方に配られていたため、落とさないように注意しながら、動くというのが至難の技でした。またギター伴奏をしてしまい、前で振り付けをする人がいなかったため、体操参加は当然のように少なかったですが、最後の手拍子だけは行っていただけました。

D三百六十五歩のマーチ
 こちらも振り付けがありますが、全曲での反応からギター伴奏で歌のみで行いました。
歌い出しから大きな声、たくさんの声が聞かれました。
歌が大好きな方が見えて、まぶしすぎる笑顔で歌われていたのが印象的です。

Eお座敷小唄
  最近得たこの歌の由来を力説してしまいました。ついついしゃべりすぎてしまうのが、私の悪い点ですね。
というわけで、気を取り直して伴奏を開始。出だしが少しズレましたが、途中から少しづつ声が聞こえてきました。
この曲はやはり男性の方が歌われることが多いようで、こちらの施設でも男性の声がよく聞こえました。

F憧れのハワイ航路
 お座敷小唄もこの歌も各フレーズの歌い出しの部分の一部に休符があり、ズレてしまいがちでした。
ズレが生じるとだんだん声が小さくなっていく感じが受けてとれました。
間違えないように歌おう、みんなと同じようにといった皆さまの協調性の高さが伺えました。

G丘を越えて
 出だしから男性の声が多い気がしました。またある男性が歌い終わってから拍手していたのが印象的です。
歌っている最中も集中して歌われていらっしゃいました。

Hスキー
 こちらの曲から最後の故郷まで男性の声が多く聞かれました。ここでようやく盛り上がりの最高潮を迎えられました。

Iジングルベル

J星影のワルツ

F故郷
 終了時間でしたが、アンコールリクエストがあり、実施しました。
1番から3番まで通して歌いました。ほとんどの皆さんがしっとりと大きな声で歌われていらっしゃいました。

以上です。
ビデオ撮影の不具合により、細かいところの振り返りができていませんが、はじめの自己紹介から発声練習のあたりのアイスブレイクができておらず、導入曲に展開していったため、本来の盛り上がる曲での盛り上がりや雰囲気が想像と違った形となりましたが、Hのスキーあたりで最高潮を迎えられた感じがありました。

初めて特別養護老人ホームでの音楽療法活動。
実施前は、正直「大丈夫かな。」と不安もありましたが、終了後には楽しかったとお声をいただけて嬉しかったです。
参加者の皆さま、本当にありがとうございました。
またスタッフの方には小楽器の受け渡しや参加者と一緒に歌や楽器のサポートをしていただき、スムーズな進行で楽しく実施することができました。
ひとえに、スタッフの方々、参加者の皆様のおかげです。
是非、次回はスタッフ及びメンバーと一緒に音楽療法が行えたら嬉しく思います。
本当にありがとうございました。

名古屋音楽療法工房

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