予防デイサービスセンターでの音楽療法活動
2012.10.25
予防デイサービスセンターにて音楽療法活動を行いました。
音楽療法イベントとして1週間通して行われるうち3日間、ご依頼がありまして行って参りました。
今回は最終となる5回目、10月25日(木)の午後30分間の音楽療法活動です。
参加メンバーは前川、宮島、Aさんの3名です。
(初めての実施施設となりますので、参加はスタッフのみとさせていただきました。)
それでは曲目プログラムに沿って、実践の振り返りを個人的意見と併せて書いていきます。
なお今回Aさんが初の主セラピストデビューとなりました。
主セラピスト:Aさん
コセラピスト:前川、宮島
【挨拶、導入】
5回目、参加者は13名(うち女性5名)。自己紹介と簡単に流れを説明し、早速開始です。
【準備体操、発声練習】
前川氏主導にてキーボードの音に合わせて発声練習を実施。女性の綺麗な声が聞こえていました。
@バラが咲いた
2回目の参加となる方もみえました。おそるおそる小声で歌われる方が多くみえました。始めはどうしても形成段階のため、盛り上がりといいましょうか、一体感がでにくい傾向がありますが、その後につながる形でした。
Aお座敷小唄
ここでAさんと進行を変わりました。参加者の皆様には小楽器にて伴奏に参加していただきました。鳴り子、マラカス、鈴を多く用いて、タンバリン、パドルドラム、ギロなども使用しました。@と比べても徐々にテンションも空気感や一体感もでてきていました。歌声や笑顔も同様です。
B富士の山
こちらも小楽器を使用しました。曲終わりで小楽器を鳴らす方が増えるに比例して、雰囲気もできてくるように感じました。
C上を向いて歩こう
小楽器を続けて使用しました。3回目同様、ワンテンポ遅れて入りました。すぐに立て直せましたが、再度同じところでズレが生じました。実施前に軽く練習すると良さそうですね。
D隣組
小楽器を回収し、体操を練習。恥ずかしさもあり、歌だけで参加されるかたがちらほらみえました。一見盛り上がってないように映りますが、基本的に体操も歌も参加は自由ということに戻れば、上々の雰囲気でほとんどの参加者が体操にも参加されています。
E三百六十五歩のマーチ
ギターと歌で体操を練習し、ギターとキーボードの伴奏で実施。Dで体操に参加されていなかった方が腕を振る姿が印象的です。また、腕振りのところで足踏みも同時に行う姿、こちらもとても印象的です。
F故郷
キーボードとギターの伴奏で実施。この歌までは比較的男性の声が多くきかれたのですが、より大きな女性の声がしっかりと聞こえてきました。
G見上げてごらん夜の星を
ベースとサックスで伴奏実施。伴奏音が少ないので、皆さんの歌声がよく聞こえてきます。少し歌に自信のないかたがみえたようです。ビデオではしっかりと音を拾っています。声は小さいですが、声の質はとても良く、バラード曲などでマイクで通して歌っていただけたら、きっと周りの評価は高いのではないかなと思われる、美声の方もいました。
以上です。
最終となる5回目の音楽療法活動。
男性の方が多く、体操を交えた曲で大きく腕を振って歌ってくださり、女性の参加者は歌の上手な方が多かったように感じました。
本当にありがとうございました。
またスタッフの方には小楽器の受け渡しや参加者と一緒に歌や楽器のサポートをしていただき、スムーズな進行で楽しく実施することができました。
ひとえに、スタッフの方々、参加者の皆様のおかげです。
是非、次の機会にもイベントなどに参加させていただけたら嬉しいです。
3日間、本当にありがとうございました。