予防デイサービスセンターでの音楽療法活動
2012.11.2
予防デイサービスセンターにて音楽療法活動を行いました。
音楽療法イベントとして1週間通して行われるうち3日間、ご依頼がありまして行って参りました。
今回は4回目となる10月25日(木)の午前30分間の音楽療法活動です。
参加メンバーは前川、宮島、Aさんの3名です。
(初めての実施施設となりますので、参加はスタッフのみとさせていただきました。)
それでは曲目プログラムに沿って、実践の振り返りを個人的意見と併せて書いていきます。
主セラピスト:宮島
コセラピスト:前川、Aさん
【挨拶、導入】
4回目、参加者は12名(うち女性5名)。自己紹介と簡単に流れを説明し、早速開始です。
@バラが咲いた
急遽、変更した曲で、ホワイトボードに直接歌詞を書きました。実施ビデオだと見にくいですが、皆様だいたい歌詞が頭に入っているようで、難なく歌われている様子でした。男性の方で「バラよ、バラよ〜」と大きな声で歌われている方が見えました。気持ちよさそうに歌う姿が印象的でした。
曲が終え、気づきました。発声練習を忘れており、いきなり曲へ移ってしまいました。
A星影のワルツ
ここからは、ホワイトボードを椅子の上に上げて高くして行いました。小楽器にて伴奏に参加していただきました。マラカス、鈴を多く用いて、タンバリン、パドルドラムなども使用しました。この曲に思い入れがあるようで、「懐かしいなぁ」と話しされる方もみえました。
B星影のワルツ
こちらも小楽器を使用しました。伴奏はサックスとキーボードで行う予定でしたが、音が合わず、
サックスソロで行いました。前日にみっちりと練習しましたが、やはりミスが多くでました。参加者のみなさまの歌声がそれを支えて下って最後まで伴奏することができました。ありがとうございました。
上手く伴奏できれば雰囲気もこわさずいけるのですが、ミスが目立つと少しトーンダウンしてしまうので、このプログラムをどこにいれるかも重要かと思いました。
C上を向いて歩こう
小楽器を続けて使用しました。ギターとキーボードで伴奏実施。鈴の音がよく聞こえてきます。また歌声も、「ああ〜ええわ〜」という声が聞かれていました。
D富士の山
こちらも小楽器を使用。どんどん参加者のテンションもあがっている様子がうかがえました。歌声、小楽器の音も前の曲と比べると見違えるほどよくなっていました。曲終了後の反応も良好です。
E隣組
小楽器を回収し、体操を練習。キーボードとギターの伴奏で実施。体全体をつかって、動きも大きく、みなさん積極的に参加されていました。
F三百六十五歩のマーチ
体操を練習し、実施。ギターとキーボード伴奏で、Aさんに振り付けをお願いしました。参加者のみなさんの腕の振りの大きさは全5回のうち、最も大きかったです。
G故郷
キーボードとギターでの伴奏で実施。この回の中で一番の声量がでていました。女性の声よりも男性の声が大きく、しっとりと雰囲気でした。
H見上げてごらん夜の星を
前奏をキーボードで、ベースとサックスで実施しました。ミスも少なく、行うことができました。メロディーラインをノーミスで音の強弱、ビフラートなどができるようになれば、参加者の皆様も気持ちよく歌える見込みのある伴奏ができました。参加者のみなさまがしっとりと歌ってくださり、この曲の雰囲気がよくでていました。
以上です。
4回目となる音楽療法活動。
男性の方が多く、低音でどっしりとした歌声で積極的に参加していただき、ありがとうございました。
またスタッフの方には小楽器の受け渡しや参加者と一緒に歌や楽器のサポートをしていただき、スムーズな進行で楽しく実施することができました。
ひとえに、スタッフの方々、参加者の皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。