本文へスキップ

活動報告report

予防デイサービスセンターでの音楽療法活動              文責:宮島活動報告写真

 2012.11.2

 予防デイサービスセンターにて音楽療法活動を行いました。
音楽療法イベントとして1週間通して行われるうち3日間、ご依頼がありまして行って参りました。

今回は2回目となる10月24日(水)の午前30分間の音楽療法活動です。
参加メンバーは前川、宮島、Aさんの3名です。
(初回となりますので、参加はスタッフのみとさせていただきました。)
それでは曲目プログラムに沿って、実践の振り返りを個人的意見と併せて書いていきます。

主セラピスト:前川
コセラピスト:宮島

【挨拶、導入】
 2回目、参加者は9名で、うち2名が女性でした。
はじめに、簡単に流れを説明し、少し小楽器の説明をしてみました。目新しいパドルドラム、懐かしいトライアングル。頷きや納得されている方が見受けられたので、興味を引く形で導入ができてよかったように思います。また私の話の流れに合わせて、楽器を手渡してくれた前川氏には感謝です。

【準備体操、発声練習】
 今回も前川氏主導にてキーボードの音に合わせて発声練習を実施。前回同様、しっかり前を向いてピアノの音と同時に首を振る参加者の姿が印象的でした。またスタッフの方が一緒に大きく発声して下さりました。このサポートで参加者も声が出しやすい雰囲気になっているように感じました。

@紅葉
 キーボードとギター伴奏で、主セラピストが動く形で行いました。テンポもよく、実施後のビデオでも2名の参加者が踵を上げ下げしてリズムをとりながら歌われていました。紅葉の曲のイメージそのままに、とてもいい形でした。

A故郷の空
 小楽器にて参加者の皆様に参加していただきました。パドルドラムを多く用い、その他マラカス、鈴など比較的両手を必要とする楽器を多く用いました。軽快なテンポに合わせて、パドルドラムの音がよく聞こえてきました。

Bお座敷小唄
 こちらも小楽器を使用しました。参加者の方でカラオケ大会で優勝した方がみえ、伴奏前に歌われていましたが、音程もよく、素晴らしい歌唱力でした。機会があれば、リードヴォーカルとして伴奏してみたいです。
また歌詞の中の「雪に変わりは ないじゃなし」というフレーズがありますが、「あるじゃなし」では?とご指摘をいただきました。

【「ないじゃなし」と「あるじゃなし」について】
 使用している楽譜では「ないじゃなし」となっていますが、この事について調べてみるといろんなことがみえてきました。
 この件についてはいろんな説があるようです。
ひとつの説は、「雪にかわりがあるじゃなし」の間違いつまり「雪にかわりはないじゃないか」という説。
この説では、自分は富士と先斗町の雪は同じということで、二つは違うけど溶けたら一緒というよりも、どちらも一緒なんだから、何も富士の高嶺(本妻)を有難がることないじゃないの、という嫉妬じゃないかと捉えます。「同じ雪のはずなのにあっちばかりが優遇されて・・・。」と、寂しさから八つ当たりしていると考える方が妥当ということです。
 
 もう一つの説は、「雪にかわりが無いわけではないが」という続きの言葉と捉える形です。この説では、その後につづく「溶けて流れりゃ皆同じ」から、雪は雪でもかわりが無いわけではないけれども、溶けて流れてしまえばみんな同じということと、この歌は実は不倫の歌であり、歌の1番は男性が歌うパートで、富士の高嶺に降る雪と京都先斗町に降る雪は、奥さんと不倫相手の比喩と捉え、この二つの雪は違う雪で、でも溶けて流れてしまえば同じという意味ではないかというところからきています。

 どちらの説も甲乙つけがたく、賛否両論の様子を呈しています。
また、この「お座敷小唄」は作詞者不詳で、本人に確認できません。「ないじゃなし」それとも「あるじゃなし」。どちらが正しいかではなく、どちらで歌いたいかでもいいと思います。その時々で歌詞を変えて歌ってみるほうが、この曲を2倍楽しんで歌えるのではないでしょうか。

Cみかんの花咲く丘
 こちらも小楽器を使用しました。お座敷小唄では皆さん、大きく息を吸って大きな声で元気よく歌われていましたが、こちらの曲では首を左右に波打つように揺らす方が多く、また2回繰り返しで曲が終わりに近づくにつれて皆さんの声量が徐々に増していく形がとても印象的です。また1名、女性の方がウルウルと涙ぐまれていらっしゃいました。優しくゆっくりとテンポに合わせて首を振りながら、膝の上にのせたパドルドラムを軽くたたきながら、前を(歌詞)視線をそらさずにじっとみて終始歌われています。

D富士の山
 小楽器を継続して使用しました。つい最近までこの曲が冬の曲とは知らずに夏にもよく歌っていました。この辺りで多くの方が安定して音楽療法を楽しまれている様子が実施ビデオを見てもよく分かります。

E隣組
 ここで小楽器を回収し、体操に合わせて実施。楽器回収や私たちが体操の説明をしている際、スタッフの方が参加者の方々の体調や声掛けをしているとき、Cで涙ぐまれていた女性の方に話掛けした際、涙が止まらなくなりました。眼鏡を取り、涙をぬぐいながら「昔を思い出した・・・」とおっしゃっている姿がとても印象的でした。しかし、すぐに笑顔もみられ、続きの曲では元気に涙もうれし涙に変わっていたように主観的ではありますが、受けてとれました。また、この曲を終えてからハンカチを取り出して涙される男性の方も見えました。先の女性の方が涙されている様子を見た影響でしょうか。みんなで行うからこそ、こういった空気感や感情の波紋が広がるのでしょうね。とてもいい雰囲気でした。

F三百六十五歩のマーチ
 体操に合わせて行いました。みなさん元気よく、手を振り、足踏みをし、空間すべてが楽しい雰囲気に包まれていました。曲の中盤までは、手の振り付けだけですが、自発的に足踏みをされるかたも見え、いつのまにか全身を使った体操となっていました。積極的という言葉では、物足りないほど、全員の方が積極的に参加されていました。

G故郷
 歌のみで実施です。2番にさしかかった際、さきほどの男性の方が再び流れている姿が印象的です。この方はお座敷小唄で、ご指摘いただいた方です。本当に歌が大好きなんですね。

Hリクエスト「星影のワルツ」
 スタッフの方のリクエストにより、行いました。とても残念ですが、実施ビデオではデータがここで途切れており、再確認できませんが、これまでの流れそのままにしっとりと歌われていました。

以上です。
2回目となる音楽療法活動。
今回は涙、涙の音楽療法となりました。
これまでもいろんな施設で実施中に涙される方を多くみてきました。
人前で泣くことは決して恥ずかしいことではありません。
涙することは「ごく自然」なことです。
涙を流すことで、心が洗われ、一瞬でも元気になっていただけたら、私たちも最高に幸せです。

スタッフの方には小楽器の受け渡しや参加者と一緒に歌や楽器のサポートをしていただき、また体調などの声掛けなど細やかところまでサポートしていただき、スムーズな進行で楽しく実施することができました。
ひとえに、スタッフの方々、参加者の皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。

名古屋音楽療法工房

WebサイトURL(QRコード)
 http://www.nagoya-music-therapy.com
http://www.nagoya-music-therapy.com

 お問い合わせ等は「お問い合わせフォーム」、または下記より受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。

【E-mail】
info@nagoya-music-therapy.com

【TEL】
080-4540-1293(近藤)
※なお、不在の際は留守番電話に用件を簡単で結構ですので入れていただくよう、お願い致します。

SINCE 2012/01/05

 

mixiチェック  



Clip to Evernote    はてなブックマークに追加