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活動報告report

デイサービスセンターでの音楽療法活動               文責:宮島活動報告写真

 2012.07.14

 先日、8月6日(月)にデイサービスセンターにて音楽療法活動を行いました。
前回7月14日(土)に行った場所で2回目となります。
参加メンバーは、前川、水野さん、Aさん、私と見学者Bさんの計5名です。
(今回より、匿名者はアルファベット順に表記します。)
実施時間は1時間。
それでは曲目リストに沿って、実践の振り返りを私個人的意見とメンバーとの
話し合いをしましたので、それも併せて書いていきます。

セラピスト:宮島
コセラピスト:前川、Aさん、水野さん
見学者:Bさん

  【挨拶、導入】
2回目となり、前回参加された方もいらっしゃいました。
挨拶(雑談含む)→メンバー紹介→よろしくお願いします。という流れで進行しました。

  【準備体操、発声練習】
前川氏主導にてピアノの音に合わせて発声練習を実施。
初めて参加される方も見えたようですが、周りの前回参加者の方は慣れた様子で声を出されており、周りに影響されるように、徐々に大きな声、発声されていました。


  @四季の歌

ピアノ、ベース伴奏にて実施。
前回同様、1〜5番を通して行いました。
この時、コセラAさんより、涙を流していた方が見えたということで。
私は目に止まらず、実施ビデオを見ても顔が写っていないため、わかりませんが、感情失禁なのか曲中ずっと泣かれていたということでした。
ここで気づかされたことは、セラピストの視線当ても一人より二人、2つの目より4つの目のほうがより多くの事象を捉える、キャッチすることが出来るということです。
当たり前ですが、忘れがちでとても大切なことですね。

またここで発声練習まで傾眠されていた方が1名、参加しはじめたということも他メンバーからあがりました。


  Aみかんの花咲く丘

ピアノ、ギターで実施。
1番を2回繰り返し実施しました。
実施ビデオを見ると、曲も短くあっさりと終わる感じが伺えました。
とても爽やかな心地よい曲調であり、2番から曲の雰囲気を楽しんでいる方も見えるようでしたので、次回からは3番まで通して行うこととしました。


  B隣組(振り付け)

前川氏の恩師である准教授の音楽療法に参加した時に行った曲のひとつで、これを私は職場の音楽クラブでも行い、練習していました。
振り付けが教授のものとは違い、一部オリジナルです。

アップテンポでノリが良いこの曲。
振り付きですとリズムに乗りやすく、楽しんで運動ができる点が素晴らしいです。
デイサービススタッフの方も合わせて行ってもらえて(参加)、参加者のみならず、それに関わる人を自然に巻き込むことができることを知りました。
振り付けを間違えても、歌を間違えても笑いに変わっていました。
間違えということから、オリジナルが生まれてきそうですね。

ここで考えたことがあります。
私たちでもそうですが、例えばダイエットや筋力アップのトレーニングという目的で運動をするというと、初めは目的を達成しようとがんばれますが、いつしかそれが苦痛に感じ、やる気が起きず、継続することが困難になりますよね。
しかし軽いジョギングでも音楽を聞きながら走ったり、ママさんバレーで仲良しの友達と話しながらトス練習したり、はたまた草野球の練習後の反省会という名の飲み会や一杯がたまらなく美味しい! ということで、運動することに主眼を置かず、副次的とでも言いましょうか、そうして継続されている方がいらっしゃいませんか?
この隣組を曲に合わせて振り付けを踊ることもそれと近いものだと思い、感じました。


  Cお座敷小唄(パーカッション)

1番のみで、ギターとピアノで実施。
ここでは参加者にパーカッションを配布しました。
楽器を配る際に時間がかかってしまい、前曲での楽しい雰囲気が寸断されていました。
トライアングルやパドルドラムなどの本体と鳴らす道具の2つになっているものは、予め2つをついにしたりしてまとめておくと時間短縮になるため、次回からは紐で結んだり、袋を分けたりして配布しやすいようにして次回トライすることを決めました。
またここでは、楽器を鳴らす時間や練習を設けなかったため、統一感のなさが伺えました。
次回からはパーカッションを使用して曲に入る前に、一度練習することも合わせて行うことにしました。


  D故郷の空(パーカッション)

1番のみで2回繰り返し、ギターとピアノ伴奏で実施。
「いち、にい、さん、ハイ!」の出だし指示がありませんでした。
アーフタクトでとても入りが難しいので、先導が重要です。
大きな声で、事前に歌いだしをリハしてみてもいいかもしれません。
スムーズに歌いだせるように試行錯誤していきたいです。
またここでは、メンバーからテンポを早くしたり、遅くしたりして、音遊びしてみてもいいかもと提案がありました。
パーカッションでの鳴らすタイミングも「うん、パン!、パン!」と変えてみたりして、楽しむ方向で次回は試行してみたいと思います。


  【お茶休憩】

中盤に差し掛かったため、お茶休憩としました。
お茶休憩も曲目プログラムの流れで最高潮に持ってきたところでお茶休憩を挟む形であったため、次回からはお茶休憩を挟むところも気を配っていきたいです。
なかなか時間通りに進行しないことが常なので、難しいとは思いますが、ある程度目安をつけるように考えています。


  E高原列車は行く(パーカッション)

ギターとピアノ伴奏、1番を2回繰り返す形で実施。
夏らしい疾走感のあるこの曲。
休憩後なんですが、とても元気よくパーカッションを鳴らす音がよく聞こえました。


  F富士の山(パーカッションあり)

ギターとピアノ伴奏、1番を2回繰り返す形で実施。
こちらもパーカッションを使用しましたが、大きく重い楽器を大きく降っている参加者の方がとても印象的でした。
かなり体力が必要となりますが、一度も休むことなく鳴らされていました。


  G知床旅情

ギターとピアノ伴奏、1番を2回繰り返す形で実施。
パーカッションは曲前に回収しました。
回収時に参加者の方と会話が出来る時間となるので、ここでいろいろと話していきたいですね。


  H朧月夜

ギターとピアノ伴奏、1番を2回繰り返す形で実施。
ここも歌いだし指示が抜けました。
しかしそれをものともせず、素晴らしい発声、声量で皆さん歌われていました。
またここまで来ると、ビフラートをつけて歌われている方もちらほら聞こえてきました。


  Iふるさと

ギターとピアノと参加者のひとりであるCさんのバイオリン伴奏で、1〜3番まで通して実施。
Cさんにはメロディーラインを伴奏していただきました。
前回も星影のワルツを伴奏していただきましたが、そのときよりさらに上達しているように感じました。
バイオリンを一生懸命弾いている姿、曲を終えてからの笑顔は最高でした。
これからも一緒に伴奏に参加していただけると嬉しいです。


  J見上げてごらん夜の星を

ベースとアルトサックスで、オリジナル歌詞で伴奏。
しっとりといい形でした。


  K富士の山(リクエスト曲)

手拍子とともに、元気よく、手を大きく振って楽しまれている方も見えました。


  Lふるさと(リクエスト曲)

Cさんも伴奏に参加。1番2回繰り返しで実施しました。
終わるのが嫌だ、もっとやろうという言葉や表情をされる参加者の方がみえてとても嬉しかったです。

以上です。
2回目となる音楽療法活動。
ライブ感がとてもでていて、元気に楽しく終えることができました。
ひとえに、デイサービススタッフの方々のサポートや参加者の皆様のおかげです。
参加者の皆様、デイサービススタッフの皆様、本当にありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。

名古屋音楽療法工房

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