2012.01.05
2012年1月5日現在、私の勤務先である老健施設にて、前川氏と音楽療法を実践してきました。10月から始め、2人で実施した回数は5回。自立系フロアから認知症フロアの3フロアで実施しました。
私はアコースティックギター、前川氏はキーボードとアップライトピアノで演奏しました。主に使用した楽曲は、「バラが咲いた」、「故郷」、「冬景色」、「リンゴの歌」、「青い山脈」、「1月1日」、「みかんの花咲く丘」、「千の風になって」です。歌詞ファイルを作成し、参加者ひとりひとりに配布して、演奏に合わせて歌っていただきました。
個人的な感想としては、自立系フロアでは好評だったが、認知症フロアでは反応が悪いように見受けられました。その後の反省会で主な問題点として、歌詞ファイルだと参加者が下を向いてしまって声が出しづらいことや演奏者も譜面台を使用せず、楽譜をテーブルなどにおいて演奏していたため、同じようにうつむきがちになり、参加者全体を見渡せず、参加者の反応などを見ながら、臨機応変に対応することが困難だった点でした。
現在は、前川氏の助言にてホワイトボードに大きな画用紙に歌詞書き記したものを貼り付けて使用したり、歌に合わせて歌詞を棒でなぞる、また譜面台を使用するなどして、試行実践中です。